■“代役撮影”は5000万円はかかる!?

『キョコロヒー』は深夜番組としては非常に人気が高く、5月7日に行なわれたイベント『生キョコロヒー! 2022初夏』にて、6月17日にゴールデン進出SPを放送することがサプライズで発表。そのゲストに天海と黒柳が出演すると発表されていた。「伝説の数々が本当なのか直接聞いてみようスペシャル」という企画を行なうということだ。

「まだ解禁されてないだけで、すでに収録が終わっているバラエティ番組もありそうです。天海さんは気合いを入れて宣伝を行なっているのでしょうが、結局、公開延期になった『緊急取調室』の告知はカットされてしまうので、出演が無駄に、は言い過ぎですが、出た甲斐がなくなってしまいますよね。

 そして、猿之助さんの事件の大きさから、今回延期された映画『緊急取調室』の公開事態も危ぶまれている状況です。猿之助の出演シーンをカットして代役で撮りなおす、という報道もありますが、これも簡単ではありません。天海さん以外にも、“総理襲撃犯”の佐々木蔵之介さん(55)など、同じシーンに映っていた共演者のスケジュールだってありますからね」(前出の制作会社関係者)

 6月6日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)は、再撮影について「最低でも5000万円はかかる」と報道。そして、映画業界には不測の事態に備えた損失保険はあるが、今回の騒動は保険の適用外となることが、解説されている。

 そんな危機を迎えている『緊急取調室』について、天海は5月15日に行なわれた映画完成報告会見で、

「最後が映画ということで、こうしてみなさんに見ていただける日が着実に迫っているのを、とてもワクワク、ビクビクしながら待っている日々です(笑)」

「9年同じ作品に携わることがなかったのでそこを踏まえると、とても大きな意味を持つ作品だなと思います」

 と、深い思い入れを語っていた。

 公開をワクワクしながら待っていた天海。現在の胸中は察するに余りあるものだ――。