■中国人のトップ俳優は「年収100億円超え」

『クロサギ』は、平野演じる黒崎が両親の敵を討つべく、詐欺で復讐する物語。第5話では中国・上海を舞台に、仇敵・御木本(演:坂東彌十郎)に対して詐欺を仕掛けた。

 そこで御木本に騙された中国人を抱き込むべく取引を持ち掛けた際、

「御木本に騙し取られた20億、俺が騙し取り返してやるよ」

 と、不敵な笑みで黒崎(平野)が中国語を話す場面があったのだ。 

 当時のツイッターでは、ネイティブのファンも、

《北京のファンですから紫耀が中国語を話すのを聞いてとても楽しかったです》
《すごいですね、紫耀くん、中国語の発音がうまいです》

 と、平野の中国語を称賛する声もあった。

「平野さんが中国進出し、成功した場合、その収入はとんでもないことになるでしょうね。中国はアメリカの経済誌『フォーブス』が発表した『世界ビリオネアランキング』で“全2755人のうち745人のビリオネアが中国で暮らしている”とされていたり、非常にマネーパワーのある国ですよね。

 それは、芸能人も同じだといいますよ。あまりに収入が多すぎて、脱税が社会問題になっているくらいです」(前出の女性誌ライター)

 たとえば、2018年の『朝日新聞』は中国のニュースサイトの調査(2017年)を引用し、中国の人気女優である范冰冰(ファン・ビンビン/41)の収入が2億4400万元(約40億4千万円)に達し、中国芸能界の所得番付でトップに立っていたことを報じている。

 なお、こうした青天井なギャラは問題視され、2018年に中国では、映画やテレビに出演する俳優の報酬を制作費の40%に制限するという規定を発表している。

「それでも、日本と比べると相変わらずギャラはとんでもない額です。年収100億円を超えるといわれる俳優も、珍しくありません。

 平野さんも、中国で人気を獲得すればビリオネア、10億円を超える収入を得るチャンスもあるかもしれません。運動神経が良くて筋肉質だし、アクションスターの道だってあり得る。現時点でのポテンシャルは、すでに進出をしている赤西さんよりも高いのではないでしょうか」(前同)

『クロサギ』では黒崎として上海で暗躍した平野。俳優、タレント・平野紫耀は、中国のどの大都市で活躍するのだろうか――。