高畑充希(31)が主演する『unknown』(テレビ朝日系)が、6月13日に最終回を迎えることになり、真犯人考察が盛り上がっている。今回はまだまだ残されている多くの疑問点をひもとき、驚愕の真相に迫ってみよう。

 まず、6月6日に放送された第8話を振り返ってみよう。何者かに殺害された世々塚(小手伸也/49)は死の間際、こころ(高畑充希)と虎松(田中圭/38)に「犯人は吸血鬼を狙っている」という言葉を残す。警察から疑いをかけられると考えたこころはその場からすぐ去り、加賀美(町田啓太/32)と真相を調べ始める。

 一方でこころの母、伊織(麻生久美子/44)は、犯人を独自に調査。連続殺人事件の犠牲者が、全員、吸血鬼だったことをこころに伝える。加賀美を疑い始めたこころは、加賀美が育ったという今は使われていない養護施設で、加賀美と対峙した。そこで加賀美はこころが吸血鬼だと気づいていたと言うと、連続殺人事件の犯人は自分だと明かし、こころをアイスピックで襲おうとする。しかし、その瞬間、加賀美は血を吐いて倒れる。ちょうど同じ頃、伊織は梅ばあ(木野花/75)に鉄パイプで襲われていた……。

 自分で告白したように、加賀美が連続殺人事件の犯人なのだろう。しかし、なぜ加賀美が犯行に及んだのかが明らかになっていないため、さまざまな考察が飛び交っている。いちおう、子どものときに読んだ、怖い吸血鬼が出てくる絵本の影響であると、加賀美本人が言っているのだが、まさか、そこまで幼稚な理由ではないだろう。

 考察で多いのが、“梅ばあ黒幕説”だ。吸血鬼である伊織を襲ったこと、そしてなによりラストシーンで「私が全部やった!」と叫んでいたからだ。梅ばあと加賀美は共犯関係で、梅ばあが加賀美をコントロールし、吸血鬼を殺させていた。鉄パイプで殴りかかるという雑な襲撃方法からも、犯人である加賀美をかばったのではないかと考えられるのだ。