お笑いコンビ・オリエンタルラジオ中田敦彦(40)が6月8日、自身のYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』を更新。「オリラジ会議【松本人志氏提言事件後】」と題した動画をアップし、あらためてお笑い界に波紋が広がっている――。

 中田は5月29日、ダウンタウン松本人志(59)がお笑い賞レースの審査員をやりすぎているとし、「業界のタメにならない」「1つの価値基準しかない。それ以外の才能は全部こぼれ落ちるからなんですよ」などと苦言を呈する動画をYouTubeにアップ。

 この発言に対して、相方の藤森慎吾(40)をはじめ、霜降り明星せいや(30)、トミーズ雅(63)、上沼恵美子(68)など、若手からベテランまで、お笑い界の各方面から批判の声が殺到してしまった。

 以降、沈黙を貫いてきた中田だが、8日に藤森とリモートで対談する動画を投稿。冒頭、中田が「なんか怒ってる?」と質問すると、藤森は「怒ってるし、気持ちは穏やかではない」と応じていた。藤森が「松本さんの一件だ」と投げ返すも、中田は「レギュラーの松本さんですか?」ととぼけて見せた。

 その後も終始明るい様子でふざけていた中田だが、いよいよ松本への提言の議論に至り、藤森が「松本さんのことを知りすぎてるし、詳しすぎてるし、リスペクトしすぎてんだよ。本当に」と指摘。これに中田は「愛ゆえに提言しているわけですから。クレイジーラブ」と応じていた。

■「テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん」

 松本は、中田からの“口撃”を受けた翌日の5月30日、ツイッターで「テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん 連絡待ってる!」と呼びかけたが、中田は6月8日の動画で「直接2人で会ってもそんなに面白くはないと思うんだよ。だってさ、意見を交わすことに意味があるんであって、2人が仲良くなることに意味があるわけじゃない」と持論を展開。

「別にモメてるわけじゃないから。あくまで俺の思ってることを言いたいってことだから。やいのやいのこれからも言いたいし、なんせ2人で会ったってさ、みんなネタにできないだろ」と続けた。

※画像は松本人志の公式ツイッター『@matsu_bouzu』より

「お笑い界、芸能界を巻き込む事態に発展し、中田さんがYouTubeで火消しに走った格好ですよね。ただ、結局、松本さんと会うつもりはないと。6年前もそうでしたが、今回も関係者からは“敵前逃亡”と見られていますよ」(民放キー局関係者)