収まる気配を見せない、ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題。6月12日には「外部専門家による再発防止特別チーム」の会見が行なわれ、元検事総長の林真琴氏、精神科医の飛鳥井望氏が登壇。チームは2人に加え、被害者支援を行なっている臨床心理研究者の3名で構成されていることが明かされた。
チームに藤島ジュリー景子社長(56)の関与はなく、独立した組織であることが強調され、5月29日には第1回会合を開き、活動を始めているという。
そんななかで新たな告発者が注目を集めている。6月11日に配信された写真週刊誌『FLASH』(光文社)のWEB版『SmartFLASH』の記事に登場した元ジャニーズJr.の石丸志門氏(55)だ。
ベテラン芸能記者が語る。
「石丸さんは、田原俊彦さん(62)に憧れて1982年にジャニーズ事務所入り。同期には元光GENJIの大沢樹生さん(54)がいます。
TBSドラマ『年ごろ家族』(1984年)や、テレビ東京の音楽情報番組『ヤンヤン歌うスタジオ』(77年~87年)に出演したり、少年隊の全国ツアーに帯同したりしましたが、高校卒業のタイミングで活動を終了させています」
『SmartFLASH』の記事では、石丸さんはカウアン氏らが告発するのを見て驚いたと語り、その上で《40年にもわたってジャニーさんは虐待を続けていたんです》と述べ、自らが早く告白していればさらなる被害者が出なかったのかもしれない、と自責の念を抱えているといいます。
また、《行為に応じれば、仕事やお金をもらえると知ると、次第に期待するようになりました》と当時の心境を振り返った石丸氏。ソロ活動への強い意向を伝えて以来、仕事は激減するもジャニー氏への感謝の念が消えたことはなかったという。
そんな石丸氏は、2006年1月19日にブログを開設すると、Jr.時代の思い出はもとより、今のジャニーズ事務所や所属タレントを見て思うことを、ストレートに書き記してきた。そんなブログに大異変が起こったのは、5月21日のことだ。