■グループ名や番組名も……英語表記に隠された“ヤバい意味”
ジャニー氏の“加害問題”が露呈したことで、番組名やグループ名についても疑問や違和感を指摘する声は広がっている。
前出のエンタメ誌ライターが説明する。
「ジャニーズJr.が集まる番組に、『#裸の少年』(テレビ朝日系)と『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)がありますが、見ようによってはジャニー氏の好みを想起させてしまう、という声もあがっています」
グループ名についても同様だ。エンタメ誌ライターが続ける。
「SexyZoneはそのままですが、“セクシー”な“ゾーン”。ファンはもう慣れたでしょうが、いまだに”よくそんな名前つけたな”という声もありますよね。また、ジャニーズのグループ名は“少年”がつくことが多いのですが『美 少年』も、もっと過激な単語が頭についていたといいます。
その他、Kis-My-Ft2は、読みを訳すと“私の足にキスして”ですからね。さらに、KinKiKidsも……。つづりは異なるものの、発音が同じ“KINKY”には“性的に倒錯した”といった意味があるんです。実際、近畿大学は、“KINKI UNIVERSITY”だった英語表記をわざわざ“KINDAI UNIVERSITY”に変更したほどです。
グローバルの時代ですから、加害はもちろん、こういったグループ名も問題視されかねません。ジャニーズ事務所が海外ファンや海外進出に本気で向き合うなら、グループ名にもさまざまな見方があることを受け止め、議論したほうがいいのでしょうね……」
今後、舞台や映像作品から「エターナルプロデューサー・ジャニー喜多川」の名はどんどん消えていきそうだ。しかし、責任の所在を曖昧にし、徐々にうやむやになっていくような進め方では問題の解決にはつながらないだろう。現役タレントを守りながら、被害者に手を差し伸べて、ジャニー氏がしてきた問題とどう向き合っていくのか――ジャニーズ事務所の決断、動向に大きな注目が集まっている。