フジテレビが変化しようとしている。10月の改編期に、現在『ウワサのお客さま』が放送されている金曜21時の同局の枠を連続ドラマに変更する予定であることが、6月7日の『日刊スポーツ』の取材で明らかになったのだ。その理由として、フジは現在、バラエティ番組より『TVer』でドラマが好評であるためと報じられたのだが、実はもう1つ、影響しているかもしれない出来事があるという。

「今年4月末から、金曜日のテレビ番組では、勢力図の変化が起きているんです。Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい(それスノ)』が、4月28日放送回からゴールデン帯(午後8時~)に進出したことで、TBSが数字を伸ばしているんですよ」(制作会社関係者)

 TBSが伸ばしているのはコア視聴率。今、テレビ各局が最重視している視聴層“13~49歳”に的を絞った個人視聴率のことで、これまで同局は金曜午後8時に『熱狂マニアさん!』を放送していたが、他局に負け続けていたという。

 なお、6月現在の金曜午後8時に放送しているTBS『それスノ』の裏番組は、テレビ東京とNHKを除くと以下の通り。

・日本テレビ系:『沸騰ワード10

・テレビ朝日系:『マツコ&有吉かりそめ天国

・フジテレビ系:『爆買い☆スター恩返し

 そんななかで、たとえば6月2日のコア視聴率では、『それスノ』が大善戦していたという。