■「5人」強調の裏にあったグループ事情

 メンバーが、“5人のSexyZone”を強調する背景には理由がある。

「グループは2011年に5人で結成されました。しかし、14年に松島さんを中心とする『Sexy松(Show)』とマリウスさんを中心とする『SexyBoyz』という2つの別ユニット結成が発表されたのです。

 その際、SexyZoneは佐藤さん、中島さん、菊池さんの3人体制となり、その他のメンバーは流動的になると明かされました。現に3人体制でシングルとアルバムがリリースされたこともある。しかし、メンバーの希望もあり翌15年12月に、再び5人体制として再始動しました」(前出のワイドショー関係者)

 グループの形を変えられてしまった経験があるからこそ、メンバーは5人に対するこだわりが強い。それは、20年12月にマリウスが体調不良で休業した後も変わらなかった。

「その2年後となる昨年の大晦日でのカウントダウンライブをもってマリウスさんはグループを脱退、そのまま引退となりました。

 休業直前には処方薬の過剰摂取が原因で病院に緊急搬送されるなど、決して穏やかな状況ではなかったはず。それでもラストライブの場を設け、メンバーと良好な関係を築いていられるのは、極めて前向きな脱退だったからでしょう。だからこそ、事務所との軋轢も全くないのだと思われますね」(前同)

 長年、グループで活動していればいざこざや不仲になることはあるもの。それが原因で解散するグループは多くあるが、SexyZoneは特別なのだろう――。