木村拓哉(50)主演の月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の第10話が6月12日に放送され、遠野章宏(北村匠海/25)の殉死が話題になった。しかし、平均世帯視聴率は9.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、2ケタ復帰目前の上昇となった前回から再び下げてしまった。

 第10話の内容は以下。風間公親(木村拓哉)と中込兼児(染谷将太/30)は、72歳の主婦・仁谷清香(竹下景子/69)の変死体が発見された住宅街の一軒家に臨場する。発見したのは22歳年下の夫でデザイナー・継秀(岡田義徳/46)で、清香に目立った外傷はなく、電話機の近くに倒れていたという。

 清香は調理中だったようで、レンジにはフライパンが置かれ、アルミホイルの上の鰆が焦げて炭化していた。また、清香は1年ほど前から認知症を患って物忘れが激しくなっていたためか、電話を受けるたび録音していたようで、音声データが大量に残っていた。それを聞いた中込は、認知症の母・ふき(余貴美子/67)のことを思い出す。

 清香が死亡したと思われる時間、継秀は、取引先の会社に勤める田瀬葵(中村ゆりか/26)と、食事をとりながら打ち合わせをしていた。葵に会いに行った風間たちは、継秀がいつもと違ってセット料理ではなくコース料理を頼んだこと、「妻が指輪をなくしてがっかりしている」という話を聞いたという証言を得て……という展開。

 清香の死因はフッ化水素ガスの吸引で、最期の夫への愛の行動が感動的だったが、最も話題になっていたのは北村演じる遠野の死だった。幸葉(堀田真由/25)と風間の涙が印象的で、ツイッター上では「泣きながら血の付いた遺品を拭いてる幸葉ちゃんに涙」「風間さん、光を失った右目からも涙が流れてた」などと、反響が大きかった。