■内村、出川が来年還暦を迎えるなか進まぬ世代交代――

 宮川は長靴飛ばしで痛がっている様子を笑うスタッフに対し、

「マジやねんて、なんで笑ってんの?」「普通大丈夫ですか? 言うて、右手には携帯持って119や」

 と、キレ芸ふうにしつつも怒りを見せていた。

 中岡の場合は《いつもスタッフさんに愚痴を言う僕ですが、ケガした時の悲しい顔を見たらそんな顔しないでほしいと思いました》とスタッフはいたわりつつも、

《気持ちだけ若いつもりでトライしてきましたが、いつの間にか完璧なおじさんだった》

 と、自らの老いを自覚したコメントを骨折当時発表していた。

「『イッテQ』は2007年にスタートしてから現在まで人気が衰えることはなく、全局の全曜日すべての番組の中で、テレビ各局が最重視している13~49歳までのコア視聴率でトップの数字を記録し続けています。それは10%に迫ろうという超高視聴率で、“お化け番組”と言っても過言ではありません。

 そんな超人気番組であるからゆえに、レギュラーメンバーもそう変わらず、長寿番組化していくことで、キャストの高齢化が避けられない。2020年代からまかろにステーションギャビンさん(28)や、“出川ガールズ”の箭内夢菜さん(22)、横田真悠さん(23)といった若いタレントを増員してはいますが、いまだに主戦力にはなり切れておらず、世代交代という意味ではまだまだ厳しい状況です。

 みやぞんさんの肉離れだけではないですが、ケガは癖になるといいますし……番組にはいろんな意味でダメージが蓄積していっていますね」(前出のワイドショー関係者)

 いよいよ来年には、内村も出川も還暦を迎える。日本のテレビ界のトップに君臨する人気番組『イッテQ』に、高齢化対策はあるのだろうか――。