■2時間ドラマ”パロディー作品”で帝王・船越英一郎が見せた男気

 制作会見で、セルフパロディーのような設定に「ためらいはなかった?」という質問が飛んだ際には、

「ためらいしかございません(笑)」

 と笑いに変えていたものの、実際に船越は、当初はかなり拒否反応を示していたようだ。前出のフジテレビ関係者が続ける。

「当初は2時間ドラマをちょっと小馬鹿にするような方向性だったと聞こえてきています。しかし、船越さんから“結果的に2時間ドラマの素晴らしさが視聴者に伝わる内容になるなら”とOKを貰ったこともあり、方向性は変更になったといいますね

 放送中のドラマを見ても分かるように、ヒューマンドラマに近い形に落ち着いています。また、2時間ドラマ枠の消滅によりベテラン俳優の仕事が激減している事情も踏まえ、“出演者にはなるべくベテラン俳優を起用する”というのが、船越さんが出演する際の条件だったようですよ」

 そんな船越の熱い思いが込めらた主演ドラマ『テイオーの長い休日』の放送がスタートした6月3日に、意外な形で注目を集めたのが元妻の松居一代(65)だ。

 5月29日にブログに投稿したニューヨークの自宅で撮影した写真で、自身の一糸まとわぬ上半身が窓に反射するかたちで写り込んでいた松居。6月3日に投稿したブログでは、その上半身写真がきっかけでグラビア出演のオファーが来るも、断ったとつづっていた。

 2017年、インターネット上に公開した動画で松居が当時・夫だった船越を強く非難。それが原因で名誉を傷つけられたとして、船越が松居を刑事告訴する事態にまで発展した。その後、離婚が成立。松居が不起訴処分になって以降、船越は松居の動向にだんまりを決め込んでいるが、それも“2時間ドラマ愛”が関係していたようだ。