■山田涼介の俳優としての強み
「山田は昨年秋のドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)が、全話平均視聴率が3.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と惨敗。さらに、映画『大怪獣のあとしまつ』も大コケと、高い演技力が評価されながら、主演作の数字が伴っていませんでした。今作は話題の『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)を、TVerのお気に入り登録者数で上回りましたし、ようやく本領発揮できましたね」(ドラマライター/ヤマカワ)
コミカル系からクール系まで演技の幅が広く、どんな役でも対応できるカメレオン俳優の山田。本作では奔放な演技が評価の高い橋本と、丁々発止の演技合戦を存分に見せてくれた。ジャニーズ俳優枠でもトップクラスの評価を受けてもおかしくないだろう。
「もうすぐ始まる夏ドラマではジャニーズアイドルの出演が激減し、プライム枠で主演するのはSnow Manの目黒蓮のみ。プロデューサーとして辣腕をふるっていた滝沢氏の退所や、故ジャニー喜多川氏の性加害問題の影響などからか、事務所にはかつてほどの営業力はなさそうです。そうなると、実力のあるタレントしか生き残れませんが、山田なら安泰でしょう」(前同)
9月公開予定の映画『BAD LANDS バッド・ランズ』では、山田は主演の安藤サクラ(37)と初共演。特殊詐欺を生業とする主人公・ネリ(安藤)の弟・矢代穣を演じるそうで、予告動画では色々な表情を見せている。今後も役者としての山田に注目だ。