■元キンプリと新しい地図の“重なる点”

 2016年末でSMAPが解散すると、翌17年9月に稲垣、草なぎ、香取の3人がジャニーズ事務所を退所。その後、所属したのがSMAPの元マネージャーである飯島三智氏が立ち上げた新事務所「CULEN」だった。

「飯島さんは、亡くなったメリー喜多川元会長(享年93)や現社長である藤島ジュリー景子氏との確執があり、追い出される形でジャニーズ事務所を退社。その後、新しい地図の3人と新事務所を立ち上げました。

 滝沢さんもまた、ジュリー社長との間で問題が発生。自身がデビューを手掛けたSixTONESSnow Manの担当から外されました。そしてTOBEを立ち上げたわけですが、そこに元キンプリのメンバーたちも、エージェント契約でですが合流すると報じられている。仮にTOBEに岸さんまでも加われば、5人組グループの元メンバー3人が新事務所に所属するということ。まさに、新しい地図と同じ構図です」(前出のレコード会社関係者)

 また、独立のタイミングで、ジャニーズ事務所を揺るがす大騒動が起きているという点でも、両者は類似している。

 2019年7月、NHKはジャニーズ事務所に関するスクープを報じた。その内容は、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、新しい地図の3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあり、公正取引委員会がジャニーズ事務所に対して注意をした、というものだ。

「ジャニーズ事務所のメディアに対する“圧力”の噂は以前からありましたが、公取委が動いたというのは異例のこと。まさに、新しい地図独立の裏側で大騒動が起きていたということです」(芸能記者)