■揺れる高橋海人は木村拓哉を頼った!?

 永瀬とともにジャニーズ事務所に残留した高橋海人(24)は、ジャニーズ事務所に入所する前からダンサーとして活動しており、現在もグループの振り付けを担当しているほか、ジャニーズでも特にダンスに力を入れているグループ・Travis Japanと単独コラボするなど、ダンスパフォーマンスに重きを置いていた。この部分で、俳優業に力を入れている永瀬とは温度差があったとも言われている。

「高橋さんは、退所した平野さんたちと同様にダンスを中心にグループでのパフォーマンスを重視していた。それだけに、平野さん、岸さん、神宮寺さんが脱退を決断した際には、自身の中でも相当な葛藤があったといいます。

 彼が、これからもキンプリでやっていく、と決断したのは木村拓哉さん(50)の存在も大きかったと聞こえてきています」(前出の芸能プロ関係者)

■中居正広と木村拓哉の「違い」

 木村と高橋は2022年4月クールのドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で“ボクシング部のコーチと生徒”として共演。以来、木村の自宅へ招かれたりするなど、現実でも“師弟関係”を築いたという。

「3人が脱退の意思を示した際、高橋さんは木村さんに相談しに行ったといいます。おそらく木村さんは、最後は自分で決めること、としながらもさまざなアドバイスを送ったのではないでしょうか。

 高橋さんには木村さんという心強い先輩がいた。それは、キスマイにとっての中居さんと同じですが、中居さんは公の場でも後輩に発破をかけるようなこともあるキャラクターですよね。一方の木村さんも、高橋さんの相談に親身に乗ってくれたのでしょうが、クローズドな場ですし、高橋さんの個人的な相談で、キンプリの5人をどうこうというところまで達することはなかった。

 もちろん、木村さんが3人の意思に反して彼らの脱退を止めるということもないでしょうし、いずれにせよできなかったことではあるでしょうが……。

 キスマイと中居さん、高橋さんと木村さんの出会い、関わり方がまったく違うわけで、比較することもできないでしょうが、メンバー全員で相談したり、アドバイスを仰いだりできる先輩という存在がいなかったことも、キンプリが分裂してしまった要因の1つなのかもしれませんね……」(前同)

 偉大な先輩のアドバイスはやはり大きいものなのだろう――。