■100万円もの取材謝礼を要求してきたスペイン人男性……

 沢尻は、過去にも芸能活動を休止していた時期がある。女性誌編集者が話す。

「沢尻さんは元々、現在とは別の事務所に所属していました。2009年1月、23歳の時に22歳年上のハイパーメディアクリエイター・高城剛さん(58)と結婚しましたが、事務所との間に問題を抱え、同年9月末で契約解消。芸能活動休止となりました。

 10年3月にはスペインに個人事務所を設立し、芸能活動を再開したのですが、このスペイン時代が暗黒なんですよね……」

 女性誌編集者はさらに続ける。

「逮捕時、沢尻さんの違法薬物歴は10年以上とも報じられたので、スペイン在住時期から、なんらかの接点を持つようになったのかもしれません。

 当時は度々、爆音で音楽を流して一晩中踊る“レイブパーティー”(野外音楽パーティー)に高城さんと夫婦で参加していました。また、沢尻さんは10年4月に離婚の意思を表明したのですが、離婚が成立したのは13年12月末のこと。しかも離婚前にバルセロナ市内のバーで出会ったという身長180cm越えのスペイン人彼氏は、どんな職に就いているのかも不明で会員制のバーに入り浸っているような男でした」

 このスペイン人男性に取材をした記者が明かす。

「男はカードキーで出入りするタイプの雑居ビルの一室をバーへと改装していました。取材に行くと、”エリカとの関係を聞きたければカネを寄越せ”と言われ、100万円近い取材謝礼を大声で要求されたのを覚えています。いったい何者だったのか……」

 沢尻の過去にまつわる報道は、違法薬物の件だけでなく結婚や不倫疑惑の話もセットなうえ、復帰となれば、その辺りが蒸し返されるのは必至。事件後、沢尻は人間関係を“リセット”したという報道もあったが、心の傷まで消えたわけではないだろう。

 12年、沢尻が5年ぶりに銀幕復帰を果たした映画『ヘルタースケルター』を撮影した蜷川実花氏(50)は、沢尻について「不器用」と評していた。周囲の期待とは裏腹に、沢尻が、復帰への決断を下すのはもう少し先のことになりそうだ。