■広末と真逆のマネジメント体制が敷かれた有村架純

 そして、私生活面で広末路線を踏襲したのが戸田だという。

「今は1児のママになり、ベビーカーを押して街を歩く姿も報じられましたが……若い頃は、恋に積極的な肉食系として知られましたよね。

 綾野剛さん(41)、松山ケンイチさん(38)、関ジャニ∞村上信五さん(41)、加瀬亮さん(48)らと噂になり、事務所はプライベートに干渉せずでした。本人も2008年『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)や10年『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(TBS系)など当たり役に恵まれたのもあり、キャリアは順風満帆。その分、私生活では自由が欲しいというタイプでした。

 17年10月には成田凌さん(29)との交際が『FRIDAY』(講談社)で発覚しましたが、その際も記者の取材に対して笑い飛ばすなど、今の時代には珍しい豪快な一面を覗かせていました。20年12月に松坂桃李さん(34)と結婚。今ではすっかりママになりましたよね」(ワイドショー関係者)

 そんな広末や戸田とは真逆で、“プライベートでは何もない”とも言われるのが有村だ。有村はブレークのきっかけとなった13年上半期に放送されたNHK朝の連続テレビ小説あまちゃん』出演中の13年8月、当時Hey!Say!JUMPのメンバーだった岡本圭人(30)との“キス写真”を『FRIDAY』に掲載されてしまった。

「社長に大目玉をくらったようですが、まだ売り出し中の有村さんは何も反論できず。それどころかブログで、“この度はお騒がせをしてしまったこと、本当に申し訳ございませんでした”と謝罪をするほどでした。その後、事務所が管理するマンションに住み、現場には社長がよく顔を出して睨みを利かせるなど徹底した管理体制の下で、ノースキャンダルです。

 女優としても着実にステップアップを重ねており、15年公開の『映画 ビリギャル』で日本アカデミー賞新人杯優勝を受賞すると、21年には映画『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞に輝いています。

 事務所の指導体制が功を奏し、女優として大きく花開いた印象です。21年8月には大相撲の人気力士・明生と電話で会話したことを『女性自身』(光文社)が報じただけで事務所が法的措置を匂わせるほどの鉄壁ぶり。今や、事務所としても一番大切にしているであろう大看板女優ですね」(前同)

 綺羅星のごとく光り輝く原石に磨きを掛け、眩いばかりの輝きを放つ宝石となった女優陣を次々と売り出していく芸能界最強事務所。マネージメント体制一つでその輝きは明にも暗にも分かれるようである。