■ヤクルト高津監督はブチギレ

 そんな板野は起業家として、22年10月に行なわれた成長企業の広告に関するイベントに登壇した際も、広告費に対してシビアな姿勢を示していた。

「実際に会社をやってみると、中間マージンなど細かい部分にお金がかかることを痛感したようです。板野さんは、材料費を削るのは限界があるとしたうえで、“利益率を上げるためには広告費削減”というスタンスを示しました。

 そのとき、“やっぱり広告は高い。だから自分で広告をやったりしている”と発言しています。実際に、高橋投手が侍ジャパンのメンバーとして世界一になった今年のWBC表彰式後の記念撮影では、ちゃっかり自分がディレクションを手掛けるブランドの新作ワンピースを着用。WBCを宣伝の場に利用するのか、とザワつく声も出たものです」(前出の夕刊紙記者)

 もちろん悪気はないのだろうが、実業家としてだけでなく、アスリート妻としても注目される板野の言動は、多方面に影響を及ぼす。夫の高橋が所属するヤクルト・スワローズの高津臣吾監督(54)は、こと野球関係の話題において、板野が目立ち過ぎることに眉をひそめているという。

「高津監督は、高橋投手を将来のエースとして大事に育てている真っ最中。だからこそ、妻の板野先行で高橋選手が話題になるのは絶対にイヤみたいですね。以前も、AKBの代表曲『ヘビーローテーション』の歌詞にかけて高橋投手の活躍を紹介したスポーツ紙があったのですが、担当記者が呼び出されてブチギレられたんだとか。それ以降、野球に関して高橋投手と板野をセットで記事にすることはご法度になりました」(前同)

 トラブルタレントというイメージが定着して良いことは何ひとつない。家族のためにもビジネスのためにも、板野にとって、結婚・起業3年目の今年が勝負どころだ。