■業界最重要視の「コア視聴率」は『教場0』に1.5倍の差!
ドラマ制作会社関係者は言う。
「とはいえ、『ラストマン』の日曜劇場も、裏番組は『まつもtoなかい』(フジテレビ系)や『行列のできる相談所』(日本テレビ系)といった強いラインナップが並んでいます。それも考えると、やはり『ラストマン』の強さを感じますよね。
コア視聴率についても、『ラストマン』はつねに『教場0』の1.5倍前後の数字をキープし続けていました」
現在テレビ各局は、13~49歳の視聴層に的を絞った個人視聴率、“コア視聴率”を最重要視している。
「『教場0』のコア視聴率がほぼ3%前半なのに対して、『ラストマン』はほぼ4%台で、4%後半を取ることもありました。
たとえば、5月後半から6月1週のところだと、5月29日放送(第8話)の『教場0』がコア視聴率3.2%だったのに対して、6月4日放送(第7話)『ラストマン』は4.4%でした。互いの裏番組の強さを考慮に入れても、やはり“キムフク戦争”は『ラストマン』の完勝と呼べそうです。
そして、その手ごたえを制作サイドも感じていて、ドラマの最後、りんごの“ふじ”を王林さんがかじることで、堂々の勝利宣言をしたのかもしれませんね……」(前同)
放送前の2月19日に都内で行なわれた『ラストマン』の取材会で福山はシリーズ化について「数字(視聴率)次第」「我々がどれだけ望んでも、世の中が望んでくれなくては成立しない。僕は望んでいますけど」と、意欲的なコメントをしていた。
また、放送前に福山はファンへ「(僕が演じる)皆実広見ロスになっちゃいますよ」と呼びかけていたが、6月25日に都内で開催した最終回試写会では「本当にそうなっちゃいましたね」と、会場のファンに呼びかけていた。
視聴者からはシーズン2や映画化を望む声が絶えないが、この“キムタクに圧勝”の好結果なら――?