ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題をめぐり、被害者たちの告発が相次いでいる。6月22日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、かつて岡本健一(54)らとともに活動した元男闘呼組のメンバー・土田一徳氏(53)が、「異質な世界なんです」と事務所を痛烈に批判。ジャニー氏から受けた自身の被害も告白し波紋を広げている。

 そうしたなか、ジャニーズJr.が出演する舞台『少年たち』の映像が話題だ。過去の公演では舞台上で一列となった出演者が、風呂桶を使い、局部を隠して踊る「桶ダンス」を披露。この動画がネット上では拡散され、あらためて《マジキモ》《信じられない》などと批判の声も上がっているのだ。

 スポーツ紙記者が語る。

「取材記者の間では桶ダンスと双璧をなす異質さがある、として、有名なパフォーマンスがあります。その名も“Jr.マンション”」

「Jr.マンション」とは、壁一面に、人一人分のスペースがある鉄枠の小部屋を縦横に積み重ねた巨大舞台セットのこと。部屋に一人ずつ配置されたジャニーズJr.たちは、その中で一心不乱にパフォーマンスを繰り広げる。

「Jr.マンションを考案したのはKAT-TUN亀梨和也さん(37)で、初登場は2007年6月17日に行なわれたKAT-TUNの東京ドーム公演。ステージに立てるJr.を増やし、また会場から全員が見えるようにというアイデアです。総勢100名ものジャニーズJr.のパフォーマンスが一挙に見られる画期的なセットとして、ファンの間ではよく知られています。

 現場によってマンションに入るメンバーの数は変わり、私が見た時は50人ほどだったでしょうか。集められるのはデビュー目前組の次に事務所から推されているJr.メンバーですが、全員が必ず経験するわけでもありません」

 記者は「肌がつるっとした、まだいたいけな少年たちが箱の中で踊っているその姿からは、尋常ではない何かを感じた。その異質さには鳥肌が立ったほどで、正直、気持ち悪かったですね……」と振り返る。