■“本当のスタート”から間もなく3か月経過へ
6月23日の世帯視聴率は1.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は0.8%だった。
「スタート当初から何も変わっておらず、世帯1%台、個人0%台といった超低視聴率で推移しているんです。現状、お昼にほぼ誰もフジテレビにチャンネルを合わせていない状態ですよね。それでもフジ上層部は“3か月は大目に見る”“視聴率を気にしなくていいから面白い番組を作れ”という意向だったといいます。
1月に始まった『ぽかぽか』ですが、1月から3月末まではわずか9か月で打ち切りになった前番組『ポップUP!』の尻ぬぐい的な期間でもあった。本当のスタートは番組の放送時間が3時間から2時間に縮小して以降の4月からという認識だといいます」(前出の制作会社関係者)
しかし、4月、5月、6月と……ついに“本当のスタート”からの3か月も終わろうとしている。
「それでも視聴率はまったく変わっておらず、かつ大赤字を出している。7月以降は視聴率も予算面でも、今まで以上にシビアに見られるでしょうし、そろそろスポンサーサイドからも“どうなっているんですか?”という声が出て、いよいよ大規模なテコ入れが行なわれることになるのではないでしょうか」(前同)
■初のゴールデン特番『ぽかぽかゴールデン』放送の狙い
6月29日には『ぽかぽか』の初ゴールデン特番『ぽかぽかゴールデン』が19時から3時間にわたって生放送される。MCのハライチや神田をはじめ、7月クールのドラマ『真夏のシンデレラ』から森七菜(21)、間宮祥太朗(30)、神尾楓珠(24)、『ばらかもん』から遠藤憲一(61)、中尾明慶(34)、綱啓永(24)、『この素晴らしき世界』から若村麻由美(56)、沢村一樹(55)、犬飼貴丈(29)がゲスト出演する。
「ゴールデンの生放送をやって、昼の番組の認知度を高めたいという狙いがあるのではないでしょうか。ただ、こういった試みを経ても視聴率に改善が見られないのであれば、大きなリニューアルを経て、それでもダメなら打ち切りとなるはずです。深刻低迷が続いても、さすがに秋には終らないでしょう。それでは9か月で終わった前番組『ポップUP!』と同じになってしまいますからね。
数字が改善しなければ来春、下手したら年内いっぱいで打ち切り――そうした展開もあり得るほどの非常にまずい状態ですね……」(同)
『ぽかぽか』は前番組の『ポップUP!』と同じ運命をたどってしまうのか、それともここから大逆転、令和の『いいとも!』になる可能性を秘めているのだろうか――。