■周囲の期待に応える主義の志尊
特に20代前半の頃は“かわいい系男子”のイメージが強い志尊だったが、素はむしろかなりストイックな性格。
6月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、志尊が恩師と仰ぐ演出家の白井晃氏が「芯が強くて頑固な面もある」とコメント。また、志尊は17歳で役者を志すべく家出同然に実家を飛び出し、家族とも連絡せず退路を断ったことを紹介されている。強い信念を持って料理人をやっている海も、努力家の岳も、どちらも演じられそうだ。
「1つだけ言えるのはどちらの役であろうと、志尊さんは周囲の期待に応えてくれるだろうな、ということですね。というのも、志尊さんは2021年に命に関わる可能性もある急性心筋炎で緊急入院しましたが、その病床で大きく心境が変化したことを明かしています」(前出の制作会社関係者)
6月16日放送のNHK『あさイチ』で志尊は入院中、あらゆる出来事の後悔に苛まれたことを回想。「後悔しない、自分がそうだと思うことを本当にやっていこう」と心境が変化し、
「それまでとにかく休みなく働いて、みんなに見てもらうんだっていう意識が凄く強かったんですけど、それがなくなって、とにかく求めていただいている方々に全力で返したいという仕事選びに変わりました」
と、人生観や仕事に対するスタンスが変わったことを明かしている。
現在は、造り酒屋の当主を支える夫として、そして10月からは料理人として――期待してくれる人がいる限り、志尊は全力で役に挑むに違いない!