■「短期間での移籍劇」を他の芸能プロ関係者は戦々恐々

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「現在、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題もありますし、一人勝ち状態だったジャニーズ事務所には冷ややかな目を向ける芸能関係者も少なくありません。ただ、三宅さんに加え、平野さんと神宮寺さんも超短期間で移籍する――ということには“どうなの?”と疑問を呈する声も出ています。

 これでは芸能界の秩序が乱れてしまう、ということです。大手事務所に所属しているタレントがあっさりと退所し、別の事務所に移籍してすぐに活躍する、ということが可能になってしまいますからね。

 こうした考え自体が時代遅れで、昔の“THE芸能界”的という見方も言われますが、現実的にこういったことが成立してしまったら、独立や移籍に歯止めが効かなくなってしまい、それを危惧する関係者もいるんです。またそれが、芸能界トップ・ジャニーズの超人気タレントだった人物で行なわれようとしているのが、大インパクトですよね」

■イノッチ社長は「ジャニーズだけが人生の選択肢じゃない」と語ったが……

 滝沢氏に代わってジャニーズアイランドの社長に就任した元V6の井ノ原快彦(46)は、1月1日配信の『デイリー新潮』の独占インタビューに応じ、ジャニーズJr.内ユニット・IMPACTorsが近い将来、退所することを認め、「寂しい反面、同じ男として、同じジャニーズとして彼らを気持ちよく送り出したいと思っています」とエールを送った。

 ひと昔前まで大手芸能事務所では、タレントの独立や移籍に制限をかける慣習があったものの、井ノ原は「もうそんな時代じゃない」とし「タレントそれぞれの人生があるのは当然のことです。ジャニーズだけが人生の選択肢じゃない」と語った。

「多くの芸能関係者が井ノ原さんの言葉を“建前”としては理解していますが、“辞めジャニ”が短期間で続々と『TOBE』に“合流”するなんていう露骨な事態になったら……既存の芸能プロは相当しんどいことになってくるでしょうね」(前同)