■ジャニーズ事務所の「マネジメント体制」に疑問を呈する声

 元所属タレントの“移籍劇”が起きそうなジャニーズ事務所だが、そのマネジメント体制に疑問を呈する声も出ているという。ワイドショー関係者が話す。

「2019年7月、元SMAP稲垣吾郎さん(49)、草なぎ剛さん(48)、香取慎吾さん(46)のテレビ出演に、ジャニーズ事務所が圧力をかけたとして、公正取引委員会から注意されていたと報じられましたが、こういったことは言語道断、絶対にあってはならないことですよね。

 ただ、今のジャニーズ事務所はタレントの締めつけというか、管理がちゃんとできていないのではないか、という指摘もあるんです。その象徴的な例が退所した平野さんの最後のブログです」

■「ジャニーさんごめんねー。目標届かなかった」物議を醸した“最後のブログ”

 退所直前となる5月22日22時50分、平野はジャニーズ事務所公式モバイルサイト『Johnny‘s web』内のブログを更新し、次のように想いを綴り、物議を醸したことも記憶に新しい。

《明日からKing&Princeじゃなくなると思うとめちゃくちゃ寂しいよなー ジャニーさんがデビューさせてくれた最後のグループだしね》
《ジャニーさんごめんねー。目標届かなかった。ただできないといわれたら仕方がない。もし天国で会ったら怒られるんだろうなー笑》
《これからも人生何が起こるか分からないし 楽しい事しんどいことも含めて 人生 一つ一つ躓いてもゆっくりでも いいから乗り越えていこ》

「“目標届かなかった”というのは夢見ていた海外進出ができなかった、という不満から出た言葉のように取れますし、さらに“できないといわれたら仕方がない”というのは、現在の藤島ジュリー景子社長(56)の体制を批判しているようにしか取れませんよね。そしてまだ退所前ながら、次のステップを見据えている内容にも感じられる。

 退所前の言葉はファンや事務所への感謝で終始することが一般的ですが、平野さんの場合、ジャニーズを“過去のもの”にして、さらには批判の思いも記し、かつ次を見据えた内容になっていて……“あれはありえない”と複数の芸能プロ幹部があらためて、驚きの声を上げていました。

 ブログはタレント自身でやるもので、基本的には事務所サイドがコントロールできるものではないんでしょうが、ただ“かつてのジャニーズだったらありえないこと”と多くの幹部が口を揃えていましたよ……」(前同)

 タレントの移籍や独立を制限すること、退所したタレントを“干す”ということ自体が古い考えで、今後、そうしたことはより行なわれなくなっていくだろう。元ジャニーズ事務所副社長の滝沢氏の「TOBE」の台頭で、芸能界の古い体質が激変し、大きな変革を迎えることになるのかもしれない――。