始まりつつある夏ドラマ。その中でも最旬のイケメン俳優、赤楚衛二(29)と杉野遥亮(27)が主演する、7月12日夜10時スタートの2作品が話題になっているが、不安点もあるようだ。

 まず、赤楚主演の『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)は、ねむようこ氏の同名コミックが原作。性格が良くて仕事もできる“いい男”なのに、元カノ・美和子(生田絵梨花/26)との別れを引きずって彼女いない歴10年という主人公・向井悟が、久しぶりに恋に挑むという恋愛迷子のラブストーリー。

 一方、杉野主演の『ばらかもん』(フジテレビ系)は、ヨシノサツキ氏の同名コミックが原作。長崎県の五島列島を舞台に、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟が、島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディ。“ばらかもん”は五島列島の方言で“元気者”の意味。

 両者ともにゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演となり、作品への意気込みが強いようだが、はたして、思い通りの好発進となるだろうか? 気になるのが、“恋愛モノ”と“人情モノ”とジャンルこそ違うが、どちらも主人公キャラに不安があるようだ。

「赤楚は真面目な好青年ばかり演じてきていて、4月期も『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)で新人刑事、『ペンディングトレイン』(TBS系)で正義感の強い消防士と、あまり役柄が変わっていなかったのに、今期も性格のいいイケメン。ちょっと難のあるキャラではありますが、新鮮味はないですね」(ドラマライター/ヤマカワ)