■西野も今年上半期の話題作で特撮俳優となった
一方の西野も、今年3月17日公開の庵野秀明脚本・監督による映画『シン・仮面ライダー』にて、敵怪人“ヒロミ/ハチオーグ”を演じ、特撮とは縁が深い。
《山田裕貴さんと西野七瀬さんの交際報道は特オタならハチオーグとゴーカイブルーに変換されるからテンション上がるんだよ笑》
《世間的にはハコヅメでの共演らしいけどやっぱりパッと思い浮かぶのはゴーカイブルーとハチオーグなんだよな》
《なんでハコヅメがトレンド入りしているかと思ったら、ゴーカイブルーとハチオーグが同棲してるからか》
《「ゴーカイブルー(ドラケンや本多忠勝だったりもする)とハチオーグの子供、絶対戦闘力高いじゃん」みたいなことばっかり考えてしまうダメな人》
そんなふうに、特撮ファンを大喜びさせているのだ。ちなみに、両キャラとも“戦闘スタイルが剣術メイン”という共通点もある。『ゴーカイジャー』が役者デビュー作だった山田と、『シン・仮面ライダー』の時点で役者としては10年近くのキャリアがあった西野。特撮に出演した時期は大きく違うが、どちらも素晴らしい演技を見せていた。
まず、山田。『ゴーカイジャー』のメンバーは全員ではあるが海賊の汚名を誇りとして名乗る、歴代でも珍しいアウトロー寄りの戦隊だった。
特筆すべき点は、山田演じるジョーは他メンバーに比べて敵組織との因縁がかなり強く、それにフォーカスしたドラマが描かれていたこと。敵幹部にはバリゾーグというサイボーグ戦士がいるが、彼の正体は全身を改造され洗脳されてしまった、ジョーの剣術の師匠・シド(演:新藤学)だった。せめて魂だけでも救おうとバリゾーグを倒す最終決戦(第38話)では生身での剣術と、現在の山田に通じる力強い眼光を披露している。