■ステージ上からファンへの声掛けも……
続いて「認知」の件だ。前出の女性誌記者は、「認知とは、ファンがアイドルに文字通り認識してもらうことです。ただ、たとえばステージ上で、明らかに特定のファンを指した発言は、アイドル側のマナーとして基本的にやらないことが多いんです」と指摘する。
「ファンにあだ名をつけているのか、という話の流れになったとき、高橋さんが“ファンにあだ名はつけてないね、各々の”としたうえで、“あ、でも覚えてるよ。いつもライブでね、虹色のうちわを……。生涯海人担、ありがとうございます。I promise”と続けたのです。
もちろん、そのファンはそれだけ熱心に応援しているということ。言われた方は嬉しいでしょうが、“羨ましい”という声の一方で、マイクを使って言うことなのかと、モヤモヤしたファンも少なくなかったようですよ」
なお、5日まで行なわれていた見逃し配信では定規の部分はカットされていて、運営側も問題視したことがうかがえる。そんな高橋に対しては、《定規も認知も完全にアウト》《頑張り方の方向が違った》といった厳しい声もあったのだが、際立ったのが永瀬の立ち振る舞いだったという。
「借り物競争では駆け足で会場を回らなくてはならないなか、永瀬さんは、手を振ったり声をかけたりしながら、ほどよい距離感でファンと接し、高橋さんに助け舟を出す姿も見られました。高橋さんはおっとりした性格で、目の前の1人1人に向き合う姿勢は素敵なのですが、さばき方が上手とは言えない。
“定規”については知らなかったかもしれませんし、“認知”についても、純粋にファンに対して感謝の気持ちがあるのは事実でしょう。ただし、仮に高橋さんに何か危なっかしい言動があった時、5人のときは他に4人いたものの、2人体制では永瀬さんしかおらず、毎回フォローするのは難しい。
ファンミーティング終演後の取材で永瀬さんは、“なるべく早くファンの方を安心させてあげたい”という思いから新体制始動後すぐのファンミーティングを実現させたとしていましたが、今のところやはり不安点もあるようです。
7月7日には、5月22日付でキンプリを離れた平野紫耀さん(26)と神宮寺勇太さん(25)の、滝沢秀明氏(41)の新会社『TOBE』への合流発表があると見られていますが、高橋さんの“お兄ちゃん”的存在だった彼らも、高橋さんの新たな船出を心配して見ているかもしれませんね。
ファンからは運営サイドの甘さを指摘する声も上がっていますが、ただ新生キンプリは始まったばかり。高橋さんも徐々に2人体制に慣れて、ライブなどでも素晴らしい活躍を見せてくれるのではないでしょうか」
新生キンプリ、そして平野と神宮寺、各々が再び動き出している――。