■「ジュリーさん、これを機に膿を出しきりませんか」と積極的に提言していた松尾氏

 複数の元Jr.からの告発を受けて5月14日、藤島ジュリー景子社長(56)が事務所のHP上で動画で謝罪し、文書で見解を示した。

 これを受け、松尾氏はたびたび自身のツイッターを更新。

《まずは記者会見を。企業の不祥事は数あれど、文書と自社動画だけで謝罪を済ませた例はどれくらいあるのか。「エンタテインメント業界という世界が特殊であるという甘えを捨て」る覚悟がおありなら、ジュリーさん、これを機に膿を出しきりませんか。才能ある所属タレントの未来を守るためにも》

 などの提言を行なっていたほか、苦言を呈することもあった。

※画像は松尾潔氏の公式ツイッター『@kiyoshimatsuo』より

■ジャニーズへの“忖度”で松尾氏は契約解除に……

 松尾氏との契約を打ち切ったスマイルカンパニーはジャニーズ事務所と深い関係にある。

 同社は山下のマネジメントを目的に1978年に設立されたが、元代表取締役社長はジャニー氏との親交も深く、ジャニーズ事務所の顧問、ジャニーズ・エンタテイメント代表取締役社長を歴任。

 山下自身も近藤真彦(58)やKinKi Kidsに楽曲を提供するなど、ジャニーズ事務所とは深い関係にあった。

 6月2日にスマイルカンパニーで全体会議が行なわれ、その日に松尾氏に契約解除が伝えられたと7月5日配信の『文春オンライン』が報じている。

 記事によると、ジャニーズサイドから圧力があったわけではなく、スマイルカンパニーサイドの忖度で契約解除が決定。松尾氏はこれに納得がいかず、解除日の翌日に前出のツイートをしたという。

 そして、山下は毎週日曜放送のラジオ番組『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)の7月9日の放送回で、この件ついて言及する予定だとスマイルカンパニーが声明を出している。