■「数少ない“先生”とお呼びする方」と山下達郎は服部克久氏を敬愛
そして続き勃発した、8歳からジャニー氏の被害を受けていたという前述の服部吉次氏の告発――。
前出の芸能プロ関係者が続ける。
「今回告発した吉次氏の兄・服部克久氏は山下さんの楽曲『希望という名の光』や『FOREVER MINE』など、妻で歌手の竹内まりやさん(68)の『駅』や『リユニオン』などの編曲を手掛けてきたんです」
2021年11月、前年6月に逝去した克久氏のメモリアルコンサート「Concert for Katsuhisa Hattori サウンドメーカー服部克久の世界」が東京・新国立劇場中劇場で開催され、山下・竹内夫妻も出演。克久氏と公私ともに親交があった東山紀之(56)も出演した。
「克久氏が亡くなった直後の2020年6月には山下さんのラジオ『サンデー・ソングブック』は『服部克久さん追悼 with 山下家』と銘打ち、克久氏が関わった山下さんや竹内さんの楽曲を特集する回となりました」(前同)
同放送回で山下は「私にとって“先生”と呼ぶ方は、数人しか人生でおりません」「服部さんは、そして数少ない“先生”とお呼びする方でございまして」と、克久氏のことを「先生」と呼んでいた。
「数十年にわたって一緒に仕事をし、“先生”と慕ってきた克久氏の実弟である吉次氏が勇気ある告発をしたんです。これには山下さんも思うところがあるのではないでしょうか……。
ラジオ『サンデー・ソングブック』で、自らが事務所に誘ったという松尾氏が“クビ”になってしまったジャニー氏の問題に言及するということで、山下さんにも完全に騒動が飛び火してしまいました。加えて9日の放送では、服部家のことも語られるんでしょうか……」(同)
“ジャニー氏の闇”は日本の音楽界も巻き込むさらなる大問題へと発展しつつあるようだ――。