■深田恭子に復活してもらわないと困る?

 これまでは、絵に書いたようなお嬢様キャラを演じてきた深田だが、本作で演じるのはキャリアを積んだ働く女性。深田の年齢を考えれば、妥当な路線変更だろう。

「これには、所属事務所・ホリプロの事情がありそうなんです。主演級女優のトップは文句なしの綾瀬はるか、次の大黒柱に高畑充希がいますが、石原さとみが女優業を休業中なので、今回復帰の深田に期待がかかっていると思われます。今後も息長く活動していくため、このへんで“40代キャリア女性”というキャラを確立したい思惑がありそうです」(芸能ライター)

 共演する福原遥は、昨年後期のNHK朝ドラ『舞いあがれ!』の主演で急成長中。深田の本作の復活は、女優としての新路線を飾るのにふさわしいようだ。

「福原は『舞いあがれ!』もそうでしたが、陰の部分を持ち、思い悩む女性をやらせれば抜群です。深田が演じるキャリア女性とのコントラストもはっきりして、共演者としては適役でしょう。福原の深田を立たせる演技に注目したいですね」(前同)

 ダブル主演で単独主演よりも負担が軽くなった本作。若手俳優たちに盛り上げてもらいながら、深田が女優として復活を飾れるか注目したい。