2023年に入ってからというもの、ジャニーズ事務所は過去に例を見ない窮地に立たされている。次世代のSMAPや嵐になるポテンシャルを秘めていたKing&Princeが、昨年11月の発表通りに平野紫耀(26)、神宮寺勇太(25)、岸優太(27)が5月22日に3人が一斉に脱退し、事務所からも退所(岸のみ秋退所)。
さらに、長年くすぶっていた創業者のジャニー喜多川氏(享年87)による過去の加害問題がBBCの報道を機に火を噴き、春以降、新聞、テレビなど大手メディアも取り上げ始め、騒動が収まる気配はない。
「7月7日には、平野さんと神宮寺さんが、滝沢秀明氏(41)が立ち上げたエンターテインメント会社『TOBE』に合流したことが正式に発表されました。若い世代に大人気だった2人が事実上の移籍をしたわけですから、今後、ますますジャニーズの影響力は低下していくものと見られる。
こうした弱体化が影響しているのでしょう。かつてのような、殿様商売とも呼ばれたジャニーズへの過剰な優遇措置は、もはや過去のものになるようです」(ワイドショー関係者)
“ジャニーズ優遇”でよく知られるのが、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)を中心とした、“男性ダンス&ボーカルグループ”の扱いだろう。
「ジャニーズの若手人気グループと競合するか否か」が出演の判断基準となり、そのせいで多くの他事務所のグループが出られない――そんな話がかねてより報じられてきた。現実として、JO1やINIはその人気ぶりにもかかわらず、『Mステ』に出演したことはない。