■TikTokではすでに実現している

 トラジャは5月15日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)でも、松田元太(24)、七五三掛龍也(28)、松倉海斗(25)が他事務所であるINIの田島省吾(24)と高塚大夢(24)の5人で、それぞれの最新曲を踊る動画が互いのTikTokアカウントでを公開する、というコラボが行なわれたこともあった。

 これについては、田島が元ジャニーズJr.で松田や松倉と仲が良かったこと、所属のレコード会社が同じユニバーサルミュージックであることも、大きな理由と言われている。

「それが、双方のファンにとって大ニュースになるくらい前代未聞の出来事だったわけです。

 しかし、『音楽の日』では、テレビでがっつりとJO1などと他の事務所のグループとコラボするというんです。それはつまり、トラジャを“ジャニーズのユニット”ではなく、“ダンス&ボーカルグループ”の一組として番組サイドが取り扱う、ということですね。

『CDTV』が良い例ですが、TBSは『ミュージックステーション』を放送するテレ朝に比べると、音楽番組でのジャニーズへの忖度は弱い部分があった。今回の『音楽の日』でそれが、さらに加速していく印象を受けますよね。

 ただ、この共演が実現するということは、あらためてジャニーズ事務所の力が弱まっていて、“芸能界に圧倒的な王者として君臨するジャニーズ”ではなく、“人気男性アイドルを多く抱える普通の芸能プロダクション”になりつつある、そうした見方もあるんですよね……」(前同)

『ミュージックステ』にJO1や他の男性ダンス&ボーカルグループが出演し、ジャニーズグループとトークをしたり歌を歌ったりする。そんな未来も、遠くないかもしれない――。