7月10日放送のラジオ番組『山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック』(TOKYO FM)に、歌手の山下達郎(70)が出演。世間を騒がせているジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題や、それにまつわる音楽プロデューサー・松尾潔氏(55)に対する処遇などについて言及した。

 松尾氏は各媒体でジャニー氏の加害に対して批判的なコメントをしていた。それが直接的な原因かは不明だが、それまで業務提携していた山下の所属事務所「スマイルカンパニー」からマネジメント契約を契約期間の途中で解除され、大きな物議を醸している。

 松尾氏はこの件について、

《私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由》

《私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です》

 と、7月1日に自身のツイッターで主張していた。

 また、山下の妻で同事務所に所属している竹内まりや(68)も会社方針に賛成であることを、松尾氏は7月6日発行号掲載分の日刊ゲンダイの連載『松尾潔のメロウな木曜日』で記している。

「この騒動について、山下さんは “黙っていると『言った者勝ち』になってしまう”こと、SNSをやっていないため主張できる場所が『サンデー・ソングブック』しかない、と説明したうえで、同番組の7月10日の放送回で言及しました。

 しかし、ここでの発言もまた、山下さんの一部ファン、そして世間の多くの人を失望させることになってしまっている感じですね……」(ワイドショー関係者)

 山下はジャニー氏の加害問題については「本当にあったとしたら、それはもちろん許しがたいこと」としつつも、

「私自身は(過去に疑惑が浮上した際の)1999年の裁判のことすら聞かされておりませんでした」

「音楽業界の片隅にいる私にジャニーズ事務所の内部事情など、まったく預かり知らぬことですし、まして加害の事実について、私が知る術はまったくありません」

 と、加害問題を知らなかったことを強調。