■内部関係者が明かす“疑惑”につながる「2つのこと」
やらせを許さない、「やらせ」とは絶対に言われないようにという鬼のように厳しい制作実態。番組サイドの気概を感じるが、前出の芸能プロ幹部は「でも、少しだけ“ん???”ということもあるんですよ……」と言うのだ。
「まず『ゴチ』で行ったレストランで出てくるメニューと、実際のレストランのメニューはイコールではないということ。食材を変えたり、量を変えたりして、テレビ用のオリジナルのメニューにすることがあるという点です。ただ、このことは番組サイドは隠してはいません。そもそも、通常メニューにはないスペシャルメニューもありますよね」(前同)
加えて、年末最後の「ゴチ」は、1年間の金額を集計して結果発表をするが、ここに少々不自然な部分があるという。
「勝負が決まる最終日の収録だけ、集計時間が通常より30分以上もかかるというんです。ここで、じっくりと時間を使って、綿密な“調整”が行なわれているのでは、と勘繰ってしまうと。もちろん、これについては完全な憶測ですけどね。
実際のところ、一時はMCのナインティナイン、岡村隆史さん(52)も矢部浩之さん(51)も、容赦なくにクビになったこともあった。だからやはり、ガチンコなんでしょうが……見ているほうもドキドキハラハラするのは、出演者も本当にドキドキハラハラしているから、というのは間違いないですね」(同)
さすがにナイナイは番組の顔だけに、クビになったあとも「謹慎中」の名目で、番組から完全に降板はせず、岡村も矢部もアシスタントや謎の覆面キャラの名目で出演していたが、彼らについてはこんな話も。
「本音を言えば、岡村さんだけは“番組の顔”なのでクビにしたくないそうです。ただ、番組サイドは、矢部さんには満足していないといいますね。“もっと面白いツッコミが欲しい”というのがリアルなところなんだそうです。それで2019年に投入されたのが、千鳥のノブさんだった。ノブさんのツッコミは“面白い”と方々で評価されていましたからね。
そして、ノブさんがクビになったので、今、グイグイきている同じくツッコミの見取り図の盛山さんが今回、キャスティングされたわけです。盛山さんには、ノブさんと同様、ツッコミで番組を盛り上げる役割が期待されていますよ」(前同)
現在は芸人だけでなく世間からも一目置かれる存在となった東野幸治(55)は、「バラエティはファンタジーですから」という名言を残している。詮索する方が野暮ということか。