■“辞めジャニ連合軍”キーマンが北山と目される理由
飯島氏は、1990年代前半、当時のジャニーズタレントとしては珍しく、バラエティ番組での露出を増やしたことでSMAPを国民的グループへと押し上げた。
「創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)が飯島氏の活動を容認したのとは反対に、ジャニー氏の姉であるメリー喜多川氏(享年93)と娘のジュリー氏は快く思わず、SMAPは“飯島班”として、ジャニーズ事務所内で非主流派となっていきました。
しかし、飯島班は、その後10年代に入ると山下智久(38)、Kis-My-Ft2(キスマイ)などのマネジメントも手がけてゆくことになります。それまでSMAPのメンバーと絡む経験がなくても、このあたりとは、“飯島班”というつながりが生まれたのです」(前出の芸能プロ関係者)
そんな“辞めジャニ”連合のキーマンとなりそうなのが、8月でジャニーズ事務所からの退所を発表しているキスマイ・北山宏光(37)だという。
「尊敬する人物に滝沢氏を挙げる北山さんも、TOBEへの合流が有力視されており、それが実現したら、北山さんが滝沢氏と飯島氏をつなぐ存在になることはあり得るでしょうね。北山さんは両者に通じている、そしてTOBEと新しい地図は、いわば“反ジャニーズ”ですからね。
実現可能性は未知数ですが、すでに三宅さん、平野さんと神宮寺さんの露骨な“移籍劇”が起きているのは事実。7月14日にもTOBEでは新たな“合流者”が発表されますが、それも5月25日でジャニーズを退所したIMPACTorsの7人だと見られています。
かつての芸能界の常識などぶっ壊す勢いで突き進む滝沢氏のTOBE。それにより、今後の業界再編は必至です。今の流れなら、何が起きてもおかしくない。新しい地図とTOBEが、なんらかの形で“合流する”という可能性は、全くのゼロではないと思われますね」(前出のレコード会社関係者)
「ジャニーズvsTOBE・新しい地図連合軍」という構図が生まれる日は来るのか。いずれにせよ、今後、男性アイドルグループの勢力図は大きく塗り替わっていくことになるだろう――。