7月9日、シンガー・ソングライターの山下達郎(70)が、TOKYO FM『山下達郎サンデー・ソングブック』(日曜・午後2時〜)に出演。自身や妻の竹内まりや(68)も所属するスマイルカンパニーに契約を解消された、音楽プロデューサーの松尾潔(55)を巡る一連の騒動に言及した。

 一方で、2008年にはEXILEの『Ti Amo』を手掛け、第50回日本レコード大賞を受賞したこともある松尾氏も黙ってはいない。翌10日に放送された『情報ライブ ミヤネ屋』内では「社会的弱者への共感と配慮を著しく欠いていた」とのコメントとともに、山下氏に反論。泥試合の様相を呈している。

 スポーツ紙記者が語る。

「7月1日、松尾さんが自身のSNS上で契約満了期間前にスマイルカンパニーとの業務委託契約が解消されたことを突如、告白しました。松尾さんによると、契約解消の原因はジャニー氏による一連の加害問題に松尾さんがメディアで言及したことだとしています」

 これを受けて、スマイルカンパニーも自社のHP上でリリース文を7月5日に公表。自社と松尾氏の間で締結されていた業務委託契約が6月30日をもって、双方合意の上で解消されたと発表した。

■マッチ、キンキにも楽曲提供、山下達郎とジャニーズ事務所の深い関係

「松尾さんは自身の契約解除に、山下さんも社内で賛成していたとSNS上で明かしています。事実であれば音楽業界の重鎮である山下さんが、ジャニーズ事務所側に味方した、と見られてもおかしくはない。

 山下さんはラジオでもジャニー氏による加害問題に関して“松尾さんが憶測に基づく批判をした”と述べた上で“それが契約終了の一因となった”ことは認めていました」(前出のスポーツ紙記者)

 近藤真彦の『ハイティーン・ブギ』(1982年)やKinKiKids『硝子の少年』(97年)などジャニーズ事務所にも数多くの楽曲提供をしている山下だけに、この発言は波紋を呼んだ。

「スマイルカンパニーがジャニー氏による加害問題を批判した松尾さんを切ったのは、ジャニーズ事務所の意向が影響しているのでは、と世間の関心を呼んだのです。また、山下さんがラジオ内で、1999年に文藝春秋とジャニーズ事務所の間で行なわれたジャニー氏の加害問題を巡る記事の裁判に関しても、聞かされていなかった、と発言したことも注目されましたね」(前同)