■10月以降にテレビから消えてしまう?
惜しむらくは、そんな岸は9月末に事務所を退所してからは、ほぼ確実に地上波番組から姿を消してしまうことだろう。
「ジャニーズを退所後、岸さんは滝沢秀明氏(41)が立ち上げ、平野さんや神宮寺さんも合流している事務所『TOBE』に合流すると考えられています。
しかし、テレビ局のジャニーズ事務所に対する忖度はいまだに根強い。2019年に公正取引委員会はジャニーズ事務所を独禁法違反(不公正な取引方法)につながる疑いがあるとして注意しましたが、それでも忖度は続いていますからね」(ワイドショー関係者)
たとえば、今年6月22日に公開された松坂桃李(34)主演のNetflixオリジナルドラマ『離婚しようよ』には、元関ジャニ∞の錦戸亮(38)が出演している。TBSがネトフリとライセンス契約を締結して制作された作品だが、同作のプロデューサーはTBS社員で『池袋ウエストゲートパーク』などを手掛けたことで知られる磯山晶氏(55)だった。
「磯山プロデューサーは錦戸さんの演技を気に入っていて、過去のプロデュース作でも起用し『ごめんね!青春』では主演までさせている。今回も起用こそしていますが、彼女ほど実績があるプロデューサーでも、“辞めジャニ”の錦戸さんを地上波作品では起用できない、というキー局の事情があらためて浮き彫りになった感じです。
岸さんは現場スタッフからの好感度も高いし、天然発言多めながらも無神経な感じもなく、誰からも好かれる“最強タレント”とも呼べる存在です。それだけに、錦戸さんが退所後ずっと地上波の作品に出られないように、岸さんもバラエティや情報番組にもなかなか出られないだろうと考えると、本当に残念ですよね」(前同)
いまだ続くジャニーズ事務所とテレビ局の忖度関係。退所後に地上波テレビで岸の活躍を見られる日は、いつ訪れるのだろうか――。