7月10日にスポーツ紙などで報じられたのは、田中みな実(36)が番組MCを務める恋愛トークバラエティ『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系・日曜23時55分〜)の今秋でのレギュラー放送終了である。

 テレビ朝日関係者が語る。

「2022年末を持って、番組を立ち上げた芦田太郎プロデューサーがAmazonへと転職しました。田中さんが番組出演を決断したのは芦田さんが口説き落としたから。そんな、恩人が番組を離れたことで、田中さんの番組への熱量が下がったところもある。

 また、昨年一般男性と結婚し、妊娠中の弘中綾香アナ(32)は今秋から産休に入ることが決まっています。弘中さんが田中さんらと繰り広げる、ぶっちゃけ恋愛トークこそが番組の魅力だった。企画を支えてきたメインMCが番組から離れる以上、無理に放送継続はせず特番化に切り替える、というのがテレ朝上層部による判断です」

 田中にとっては唯一のレギュラー番組だった『あざとくて』。放送が終了となれば、地上波のテレビでなかなか田中の姿を見られなくなるのでは、と心配にもなる。

■女優事務所で一人気を吐く“マルチ”ぶり

『あざとくて』の終了で地上波テレビから田中が消える――? スポーツ紙記者は話す。

「そんなことはありません。田中さんは20年8月に前所属事務所から芸能プロダクション・フラームへと移籍し、女優業へ進出。直後の翌21年1月に出演した、長瀬智也さん主演の『俺の家の話』(TBS系)では、同じ事務所に所属していた戸田恵梨香さん(34)のバーターでした。しかし、近年では仕事に対するストイックさから演技も上達。

 21年11月には映画『ずっと独身でいるつもり?』に主演するなど、演技の幅も広げています。直近でも4月期の『あなたがしてくれなくても』、今期の『ばらかもん』(ともにフジテレビ系)と、2クール連続でドラマのメインキャストを務めており、女優路線へと本格シフトしています」

 そんな田中の事務所内での評価はいかほどか。前出のスポーツ紙記者は続ける。

「フラームは伝統的に女優の事務所。鳥羽周作シェフ(45)との不倫騒動で巷を騒がせている広末涼子さん(42)を筆頭に、有村架純さん(30)、松本穂香さん(26)、吉瀬美智子さん(48)と粒ぞろい。業界ナンバーワン女優事務所と言ってもいいでしょう。しかし、悪く言えばですが、演技しかできないタレントばかり。

 一方で、田中さんは商品プロデュースなども含めてマルチに活躍できると評価が高い。21年10月には19年12月に発売された自身の1st写真集『Sincerely yours...』(宝島社)を担当した編集者と再タッグを組み『田中みな実×PEACH JOHNファーストガードルBOOK』(講談社)を発売。

“これであなたもみな実尻”のキャッチコピーを武器に6490円(税込み)という高価格帯で勝負をかけた結果、付録のガードル目当てに予約が殺到。発売前から重版となるなどバカ売れでした」