■フジはコムドットを推しまくりだが……
エンタメ誌ライターが話す。
「やまとさん(25)がカメラを上にあげて、9人全員を“自撮り”で映す演出はYouTuberらしくて高評価だったんですが、厳しい声も多いですね……。
現在、フジテレビはコムドットをかなり強くプッシュしています。2022年に初冠番組『コムドットって何?』を放送しただけでなく、コムドットがゲスト出演したテレビは『突然ですが占ってもいいですか?』、『トークィーンズ』、『逃走中』、『新しいカギ』などなど、多くがフジテレビの番組。
また、2023年のゴールデンウイークはフジテレビ系のアンバサダーに就任し、5月5日には5つの生放送番組を“番組ジャック”したこともありましたね」
コムドットは、若者世代のファンが多いYouTuberだ。フジテレビはコムドットのファンをテレビにも呼び込みたいのだろう。
「CMやバラエティ番組の出演が珍しくないヒカキンのような、成功例もありますからね。ただ、どうしてもYouTuberに拒否感を抱くテレビの視聴者は多い。YouTuberを“テレビタレントのなり損ない”というふうに見下す人は、令和になってからも珍しくありません。
ましてや、今回はガチの音楽番組ですからね。 “アイドルが往年の名曲をカバーする”とか“俳優や芸人がコラボする”というのすら嫌がる人がいるのに、まだ現状ではYouTuberの出演はハードルが高かった、ということでしょうか」(前同)
斜陽産業とも言われるテレビ界。YouTubeの人気者を取り入れて人気の維持を図る――という戦略はありそうだが、その現実は平坦な道ではなさそうだ。