■フジテレビが超金欠で「大規模な企画はNG」

『新しいカギ』は本来、コント主体の番組だったが、今年6月3日には1時間まるまる「学校かくれんぼ」という攻めた構成にした結果、コア視聴率4.7%という数字を叩き出したこともあった。

「『学校かくれんぼ』は、高校でやることで高校生を巻き込んで、その年代に話題、ブームを起こし、コア視聴率を取るという戦略だとも考えられます。“前の放送でこんな隠れ方をしていたから”という理由で生徒に芸人があっさり見つかってしまうこともあり、着実に視聴者をつかんでいるのがわかります。

 それだけにフジテレビは、相葉さんをメインにした『VS魂』の新番組で二匹目のドジョウを狙いたい、というところでしょうが……これについては、大問題があるんです。それはズバリ、“お金”ですね」(前出の芸能プロ関係者)

 近年のテレビ局では、番組制作費の削減がよく話題になるが、現在、フジテレビは深刻な状況にあるという。

「CMが入らない、CMの単価が安いというのは各局同じでしょうが、その中でも今、フジテレビは超金欠状態に陥っているといいます。それを受けて制作体制の全面的な見直しが迫られており、今秋から全番組の制作費を30~40%削減するように、という命令が出ているといいます。

 そうなると、今秋スタートする相葉さんの“学校もの”の新番組では、『新しいカギ』の『学校かくれんぼ』のような大規模な企画はできないのでは、と見られているんです。

 予算がないから、見映えしない、地味な学校ものの新番組になってしまう可能性が高い……。『VS魂』が視聴率の絶不調で終了した相葉さんですが、新番組にもいきなりの超金欠問題が浮上しているわけで……相葉さんは頭を抱えているかもしれませんね」(前同)

“キャプテン”として『VS嵐』後の『VS魂』を支えてきた相葉。次の“学校もの”新番組は長続きすればいいが、果たして――。