■男性アイドル市場「ジャニーズ一強」は終焉へ

『音楽の日』ではジャニーズの少年隊の楽曲『仮面舞踏会』を、GENERATIONSの白濱亜嵐(29)をセンターに、トラジャの宮近海斗(25)、INIの後藤威尊(ごとう・たける/24)でパフォーマンスする、事務所の垣根を超えたコラボもあった。

「もともと、TBSはテレ朝などに比べるとジャニーズへの忖度が弱いところがありました。『CDTV』でも、ジャニーズと他事務所のグループが顔を合わせることは多いですからね。

 しかし、今回は特に忖度が強いと言われているテレ朝の『Mステ』がジャニーズタレントとBE:FIRSTの共演を解禁したわけで……時代の大きな変化がきている感がありますね」(前出の制作会社関係者)

 ジャニー氏の加害問題に加え、滝沢秀明氏(41)が立ち上げ続々と”辞めジャニ”が合流していくエンターテインメント会社「TOBE」の存在感や、K-POPグループの攻勢。そして国内でも、大きく市場を拡大しつつある他事務所の男性ダンス&ボーカルグループ。ジャニーズの「男性アイドル市場一強」はもう終わりを迎えているのかもしれない。

「今回の『Mステ』でSHUNTOさんの出演が叶うのは、UVERworldの強い意向があったと考えられるし、グループ全体で出演したわけではない。

 ジャニーズの少年忍者も、まだデビューしていないジャニーズJr.のユニットです。それでも、特にズブズブの関係と言われてきた『Mステ』で、ジャニーズと他事務所の男性ダンス&ボーカルグループの共演が叶うわけです。ジャニーズの最強の牙城が崩れた瞬間と言えるかもしれませんね」(前同)

“デビュー組”と他事務所の男性グループが『Mステ』で顔を合わせる日も、そう遠くないかもしれない――。