■質問箱“かまちょ”増加問題と「今後の活動」が言えないウラ事情

 質問箱では、たとえば“息子になってください”というものに対して、平野が“手続き大変じゃん”と答えるなど、上手に交わしつつ秀逸な回答を繰り出すものも多数。そういったやり取りを“大喜利”として楽しんだファンも多かった。

「回答がユニークなものはあってもいいと思いますが、“返事くれないと◯◯する”といったものは、もはや質問ではなくて“おねだり”。そうした“かまちょ”(“かまってちょうだい”の略)な声があまりにも目立ち、興ざめするファンも増えてきています。

 平野さんほどではありませんが、同様のことは、神宮寺さんの質問箱にも起こっている。おねだりに応えるのもファンサービスであるのは確かでしょうが、本当にファンが聞きたいのは、今後の活動や、具体的にどういう夢があるかなど、芸能活動について。あるいは、刺激を受けたエンターテインメント作品や交友関係の話など、パーソナリティが分かるような質問ですよね。

『質問箱』の質問に丁寧に答える姿勢は素晴らしいのですが、それではファンを喜ばせられず、閉塞感も漂う。本来の目的である、広くファン層を楽しませるような質問に答えるという観点から見ると、SNS運用は上手ではない、“下手”と評価されてしまいそうです」(前出のエンタメ誌ライター)

 ただし、平野と神宮寺にも事情はある。スポーツ紙記者が言う。

「7月13日発売の『女性セブン』(小学館)は、すでに平野さんと神宮寺さんのためにスタッフが揃い、楽曲制作が進められていることを伝えています。なかでも平野さんのソロ曲はすでに収録も終わっているとか」

 ならば、そのことを口にしても良さそうだが――。

「2人は、同時にキンプリを脱退したものの、初主演映画『Gメン』が8月25日に公開される関係で、ジャニーズ事務所に残った岸優太さん(27)が9月末で退所するのを待っているんです。岸さんが2人、そしてTOBEへと合流するのは既定路線。岸さんが合流してから、3人は本格稼働ということになると見られています。そういった事情があり、情報はもちろん、楽曲披露の場があるとしても、解禁は10月以降になりそうです」

 10月まで、あと2か月半。情報が出せないとはいえ、ファンの前に姿を見せた以上、質問箱ばかり続けているわけにもいかないだろう。平野と神宮寺は、この“停滞期”をどう乗り切るのか。