■「自分の求めていたものがここにある」と杉野も絶賛
――『舞いあがれ!』と『ばらかもん』。五島列島が舞台の作品が増えている感じがしますが、その理由として思い当たることはありますか?
「島民全体で頑張って五島の情報発信をしたりとか。それで、島にブームが訪れていることからNHKのドラマ撮影に使っていただいたり、五島列島を舞台にした漫画を取り扱って発信していただくことにつながっているんじゃないかと思っています」
――杉野さんとか、『ばからもん』撮影のことに関して、話を聞くのはやはり難しいですか?
「そうですね。これも杉野さんに迷惑をかけてしまいますので、そこは控えさせていただきたいと思います」
ということだった。
「地方の広報担当者は都会に比べると、いろいろとサービストークを交えて話してくれるものですが、五島市役所は取材に協力的ながら口も固く、広報としては非常にしっかりとした良い対応とも言えるでしょう。『舞いあがれ!』などで取材慣れしているのが大きいのかもしれませんね。こうした義理堅い点も、五島列島の強みと呼べるかもしれませんね」(前出の女性誌ライター)
7月12日に『フジテレビュー!!!』で公開された放送前インタビューでは、
《五島列島での撮影を「情報などに追われている東京とは違って、とてもいい心地のいい場所で、自分の求めていたものがここにあるなと思った」と振り返った杉野。「また行きたい」と再訪を熱望し、「でも飛行機少ないから、(ドラマで島の)人気が出ちゃったらどうしよう…」と心配する一幕も》
と、五島列島に強い愛着を抱いたことを明かしている。
杉野が愛した地、自然豊かで口が固い五島列島でのドラマが描かれる『ばらかもん』。赤楚の『こっち向いてよ向井くん』との直接対決は始まったばかり。果たして勝負を制するのは――?