■深すぎる“八郎沼”から抜け出せない視聴者は多数
多部は、2022年4月クールの嵐の二宮和也(40)主演ドラマ『マイファミリー』(TBS系)など、出演作を立て続けにヒットに導く視聴率女優として名高い。
「多部さんは、ドラマ業界では“勝利の女神”のような存在になっています。2019年7月クール放送の『これは経費で落ちません!』(NHK)は異例のヒットを記録し、『東京ドラマアウォード2020』の連続ドラマ部門作品賞の優秀賞を獲得。
2020年7月クールの『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)も、社会現象になるほどの話題作になりましたよね。そんな多部さんが、“引き立て役”のプロフェッショナルとも言える松下さんと共演する。しかも今田さんも出ると。相乗効果で大人気間違いなしでしょうね」(前出の制作会社関係者)
『合理的にあり得ない』の天海が良い例だが、松下は強い主人公を引き立てる役で人気を築いてきた。
「2019年後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』で、戸田恵梨香さん(34)演じるヒロイン・川原喜美子の夫・十和田八郎を好演した際の、強い妻に押されながらも繊細で優しさをにじませる演技で大ブレイクしましたからね。深すぎる“八郎沼”にハマって抜け出せない視聴者はいまだに多い。10月クールのフジテレビドラマでも、その引き立て力で主演の多部さんを上手く支えてくれるのでしょう。
同じく出演が噂される今田さんも、松下さんと同じく、4月クールには福山雅治(54)主演ドラマ『ラストマンー全盲の捜査官―』(TBS系)、現在の7月クールにはSnow Manの目黒蓮(26)主演の『トリリオンゲーム』(TBS系)に出演しており、3クール連続出演。女性人気が圧倒的な高い松下さん、男女両方から人気の今田さんが出るとなれば、好感度抜群の作品になりそうですよね」(前同)
2023年、ドラマ界の主役に躍り出た松下。今後のさらなる飛躍は間違いなしだが、ここまできたら「4クール連続出演」の記録を打ち立てて欲しいところ。それは果たして――。