堺雅人(49)主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)は、豪華な俳優陣による海外ロケ、派手はアクションシーンなどが大絶賛された初回だったが、平均世帯視聴率が11.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前期『ラストマン-全盲の捜査官-』の初回の14.7%に及ばない、予想外のスタートとなった。
このドラマは、堺、阿部寛(59)、二階堂ふみ(28)、役所広司(67)といった、豪華俳優陣が初共演する、『半沢直樹』をはじめ、数多くの大ヒットドラマを手掛けた福澤克雄氏による原作・監督のオリジナルストーリー。放送まで、誰がどんな役を演じるのか、どんな物語になるのか、いっさい明かされていなかった。
7月16日に108分拡大で放送された第1話の内容は以下。丸菱商事・エネルギー事業部2課課長・乃木憂助(堺雅人)は、中央アジアのバルカ共和国の企業「GFL社」との太陽エネルギープラント事業に関わっていた。ある日、1000万ドル(約14億円)を相手先に振り込んだはずが、1億ドル(約140億円)を振り込んだ誤送金が発覚する。
乃木は損失を取り返すためにバルカ共和国へ。アメリカの友人のCIA局員・サムに電話で助けを求めると、誤送金はダイヤモンドに替えられたという。ダイヤモンド運搬に関係している男・アル=ザイールを追って、タクシーに乗った乃木だったが、途中の砂漠で用を足すために下車すると、タクシーは乃木を置いて発進してしまい……という展開。
ここまでは序盤で、この後、乃木は遊牧民の父娘、警視庁公安部の野崎守(阿部寛)、医師の柚木薫(二階堂ふみ)らと出会い、怒とうの物語が展開した。視聴者のツイッター上の反響は、《久しぶりにスゴいドラマを見た。ガチのアクションは臨場感があって面白い》《何台も車がぶっ壊れるドラマなんか今の時代見たことねぇ!》など、絶賛の声が相次いだ。