■2019年10月、12月――“消えた”SixTONESの『USフェス』!

 平野との共闘が明らかになった滝沢氏だが、プロデュースしたグループ・Snow Manが2020年2月1日にタイ・バンコクで『Japan Expo Thailand 2020』へ出演を果たしたりと、ジャニーズ時代から海外進出にも精力的だった。Snow Manについては、同年にはバンコク、シンガポール、ジャカルタ、台北を巡るアジアツアーも決定していた(コロナ禍の影響で中止)。

 海外進出に意欲的で成功例もあるように思えるが、「実は、滝沢氏はそこまで海外ルートがあるわけでもなさそうです」と話すのは、芸能プロ関係者だ。

「確かにアジア展開の実績は多少あるんですが、肝心のアメリカ進出に関しては、そこまででもない。実は、ジャニーズアイランドの社長だった2019年10月、そして12月にSixTONESの『USフェス』を計画していたものの、“未遂”に終わっているんです。しっかりと計画はされていたんですが、おそらくは、同年7月にジャニー喜多川氏(享年87)が亡くなられたことが大きかったと見られています。

 滝沢氏はSnowManとSixTONESのデビュー発表時に“Snow Manはアジア、SixTONESは北米進出を目指す”と表明していたんですが、実現できないまま終わったんですよね。現在も、SixTONESは北米進出を果たせていません」

 また現在、TOBEはアーティストの海外進出におけるレコード会社選定についても難航しているという。

「日本に拠点を置く外資系レコード会社の中では最大手の『ユニバーサルミュージック』に接触しているといいますが、同社は平野さんらが所属していたキンプリが契約しているレーベル。加えて、『週刊文春』に書かれていましたが、同社からは関西ジャニーズJr.のユニットAぇ!groupのCDデビュー予定もあり、ここにTOBEが入るのは難しいだろうともっぱらです。

 他の大手レーベル2社からも断られてしまっているようで、TOBEの音楽活動はしばらくネット展開が中心となると考えられていますね」(前同)