■「変化が怖い」と吐露
前述の『MORE』のインタビューのなかで高橋は、
《昔から“変わらないもの”が好きで、“大きな変化”はちょっと苦手。ワクワクと不安がマーブル状に入り交じって、気持ちがパンクしそうになるから。ジャニーズ事務所に入った時も、“楽しみ”だけど“怖かった”。次々と新しいことに出会い、環境が目まぐるしく変わった今も、たまに不安に襲われてしまうことがある》
と、自らが変化を好まない性格であることや、環境が変わることへの苦手さを赤裸々に吐露している。
「高橋さんは、そんな自らの性格を分かっていたからこそ、平野さん、神宮寺さん、岸さんの3人が抜けたとしても自分はキンプリを続けていくことを選択したのかもしれませんね。また他にも、
《僕、感受性豊かなマイナス思考なんです。上がる時はめっちゃ上がるけど、下がる時はドン底まで落ちる。そんな自分と付き合うのは本当に大変‼》
と、自身の思考の癖を分析していましたね」(前出のエンタメ誌編集者)
■「僕はいつも中途半端」「面倒くさくてややこしい」の言葉も
高橋は同誌のなかで、自らの性格についても以下のように語っている。
《変わりたいけど、変われない。なりたい自分を思い描くけどなれない、僕はいつも中途半端。ずっと“自分探し”の途中。最近は、“面倒くさくてややこしい自分はもう変わらないのかもしれない”という予感も》
「かなりネガティブなコメントを残しているんですよね……。ただ、インタビューの最後には、
《そんな自分を嘆くのではなく、ちゃんと楽しめるようになった時、高橋海人の第2のステージが始まるのかもしれませんね(笑)》
との期待感も露わにするなど、揺れ動く気持ちがリアルですよね。当時はこんなにもマイナス思考だった高橋さんが、努力を重ね、徐々に自信をつけ、最後には“自分がキンプリを守る”との決断を下すに至るのですから、その成長の振れ幅には凄まじいものを感じます」(前出のエンタメ誌編集者)
もしかすると、永瀬と2人で「キンプリを続ける」と決意を固めた日から、高橋海人の「第2のステージ」は始まっているのかもしれない――。