■結局、いつもの日曜劇場か

「結局、壮大な追いかけっこをしているだけで、たいして話が進んでいないんです。謎とされていた『VIVANT』も自衛隊の秘密組織、別班だというオチ。本筋が自衛隊とテロ組織との暗闘だとしたら、特に意外性はないので、視聴者がダレてしまうのも仕方ないでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ) 

 7月30日放送の第3話では、舞台は中央アジアのバルカ共和国から日本に移るが、そこから物語がどんな展開を見せるだろうか。視聴者の考察では、《二階堂ふみはラクダから落ちたと思ってたけど、本当は自分で降りて行方をくらました?》《別班ってむしろ二階堂ふみが演じてる医師なんちゃうか?」など、“二階堂=裏切り者”説が出ている。

「考察にあるように、二階堂が別班という可能性は高いです。日曜劇場では身近な人物が裏切り者、というのはよく使われるパターンですから。誤送金の犯人探しも始まりますが、予告の乃木の反応から、こちらも意外な人物が裏切り者……という、日曜劇場でよく見るパターンになりそうです」(前同)

 壮大なモンゴルロケで始まったが、結局は日曜劇場お得意の企業ドラマにテロ組織が絡むという内容になりそうだ。今後も豪華キャストによる予想外の展開が見られるだろうが、ぜひ、番組のキャッチにあるような「前例のないエンタメ」を期待したい。