■Aぇ!groupの「バレーW杯サポーター白紙」は朝日新聞でも報じられ……
「結局、ジャニーズ事務所は具体的に何をどうするのか、謝罪後2か月半経ってものらりくらりとしているように見える状態ですよね。その間にも『週刊文春』(文藝春秋)が木村拓哉さん(50)の資生堂CM起用案がジャニー氏の加害問題で消えたという記事を掲載し、波紋を広げています。
さらに7月20日発売号の『週刊文春』でも、関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ!groupがバレーボールW杯スペシャルサポーターに内定していたものの、一部参加国が難色を示したことで、白紙になったことが報じられました。ジャニーズタレントが関わる大会には出場したくない、ということで、加害問題の影響は甚大ですよね」(前出の夕刊紙デスク)
就任の取りやめ理由については、7月25日、朝日新聞デジタルが《ジャニーズ事務所に批判が集まる現状を踏まえての判断》と明記。大会関係者の「五輪出場権のかかる国際大会で、国内向け番組とは訳が違う。社会の雰囲気などを見て、起用は厳しいと判断した」というコメントを伝えている。
いよいよ海外展開をする企業やイベントでは“ジャニーズ離れ”が進むなか、7月25日には国連人権理事会の専門家が元ジャニーズJr.に対して聞き取り調査を実施した。
「調査報告の場として、人権理事会は8月4日に記者会見を予定しているので、ジャニーズ事務所もその後、記者会見を行なうのでは、と見られています。しかし、すべてに後手後手感が漂っているので、他の芸能プロダクションとしても、ラウールさんとの共演に慎重になるのは当然でしょうね。国連人権理事会の会見がどんなものになるかも不明で、現時点では、共演を保留にせざるを得ないというところもありそうです。
所属タレントが出演する作品が国際展開することは十分に考えられるし、俳優自身も海外での活躍を視野に入れるケースは増えている。そうなった時、ジャニーズタレントと共演していることがマイナスに働きかねない――国連人権理事会の発表いかんでは、さらにそうした重い状況になってきそうです。
とはいえ、大手芸能プロ所属で共演をOKした女優さんもいると聞こえてきている。ジャニー氏の問題の余波をとにかく受けたくないという事務所もあれば、気にしない事務所もあるのは事実。芸能界全体が迷走している印象ですね……」(同)
とばっちりを食うのは所属タレントたち。ジャニーズ事務所イチ押しのタレントでもあるSnowManのラウールも、「ジャニー氏の闇」に飲み込まれんとしている……。