長年、日本芸能界の絶対君主として君臨してきたジャニーズ事務所。しかし、創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)による加害問題の影響で、黄色どころかもはや赤色信号が灯っているようだ。なんと、ジャニーズタレントとの共演を打診された芸能プロダクションが「保留回答」を連発しているというのだ――。
事情を知る夕刊紙デスクが明かす。
「大手出版社で連載中の人気漫画の実写映画化で、主演はSnow Manのラウールさん(20)が務めることが決まっている作品です。ボディガードとバレないように、殺し屋から、クラスメイトで幼馴染の女子を守るという不良高校生の役で、学園”護衛”アクションとうたわれています。
監督は、堺雅人さん(49)主演のドラマ『リーガル・ハイ』シリーズや、新垣結衣さん(35)と瑛太さん(40)がダブル主演を務めた『ミックス。』などを手がけた石川淳一氏だといいます。
ただ相手役となるヒロインが、まだ決まっていないんです。共演を打診しても、大手芸能プロダクションからはことごとく“保留”という回答なんです。これまでは、今まさに旬のジャニーズグループメンバーとの共演とあれば、とにかくありがたられたものなのに……。即OKにならないというのは、異常かつ緊急事態です」
背景には、やはりジャニー氏による加害問題があるという。
「ジャニー氏の加害問題は、3月にBBCで『Predator : The Secret Scandal of J-Pop(J-POPの捕食者~秘められたスキャンダル)』が放送されるや、元ジャニーズJr.の告発が相次ぎ、問題は拡大する一方。5月14日に藤島ジュリー景子社長(56)が動画と文書で謝罪したものの、加害については“知らなかった”と言ってしまい、大炎上。むしろ逆効果になってしまいました」(前同)
7月1日、ジャニーズ事務所は第三者による『外部専門家による再発防止特別チーム』の発足を発表。7月18日には特別チームの提言により専用窓口を開設することを報告するとともに、“今後の対応に関して記者会見を行う予定”としたが、記者会見の日時は未定とされている。