■ドラマ関係者が放っておけない愛流の「注目ポイント」

 愛流は学業のため芸能活動を休止していた時期もあり、テレビドラマデビューは広瀬すず(25)と櫻井翔(41)が探偵事務所の凹凸バディとしてW主演を務めた『ネメシス』(21年、日本テレビ系)。妹の夢のため、お金を工面しようと特殊詐欺に関わる兄役だった。

「182センチの長身ですらりとしたスタイルにスッキリした小顔の愛流さんは、当時からその佇まいだけでただならぬオーラを漂わせていました。そして視聴者の注意を引いたのは、やはりその眼差しでしたね。憂いを帯びたような表情で心の動きを語ってみせました」(前出のテレビ誌編集者)

 22年はBL恋愛ドラマ『神様のえこひいき』(22年、Hulu)、鈴木光司原作のホラードラマ『OTHELLO』(朝日放送)、青春群像劇『ばかやろうのキス』(日本テレビ系)、秋元康氏原案の学園ヒューマンミステリー『差出人は、誰ですか?』(TBS系)などの作品に挑戦。着実に実力を磨いている愛流に、ドラマ関係者も熱視線を送っている。

「愛流さんはイケメンというだけでなく、実力・演技派の俳優として、どんどん引き出しを増やせると思わせるキャパシティの広さ、底の深さがある。『最高の教師』の集合ショットでも一人だけ異質な雰囲気をまとっていました。そうした期待から、各局がドラマにキャスティングしたくなるのです。要は早くから囲い込みたいということですね。

 演技の経験はまだまだですが、今年5月には父の洋介さんとともに初代アンバサダーに就任した『ザ・スーツカンパニー』の屋号変更発表会で、生まれ変われたら何になりたいかという質問に“鳥になりたい”と回答。04年6月、自宅マンションの9階から転落事故を起こし、大きな話題となった洋介さんが慌ててツッコミを入れる一幕があり、笑いを誘いました。

 堂々としたアドリブでナチュラルに個性派の一面をのぞかせつつ、場を沸かせる。スター気質を感じさせますよね。その奔放なコメントも含めて、業界関係者から“スケール感はまるで父の洋介さんのよう”という評価の声が上がるのも納得ですね。

 愛流さんは10月から、昨年の大ヒットドラマ『silent』でも活躍した若手大注目株女優の桜田ひよりさん(20)主演のフジテレビ系深夜ドラマにも出演するといいます。今後は各局、いよいよ争奪戦になるかもしれませんね」(制作会社関係者)

 10月3日に二十歳を迎える窪塚愛流。20代での大爆発は間違いなさそうだ。